品番:HU-01
品名:烏金釉掻き落し葫廬瓶
サイズ:高45cm 径24cm 重4.5kg
価格 39.000「税込」現品限
※景徳鎮製  中国陶磁器 


烏金釉掻き落し葫廬瓶(うきんようかきおとしひょうたんびん)

掻き落しと言うと、河北省の磁州窯が有名だが、陶器の掻き落しと磁器の掻き落しでは少々雰囲気が違うようだ、線彫りに近い感じ。
絵柄はご存知羅漢さん:とは悟りを開いた人と聞いているが、確かに人間、悟りの境地に達すると、規制の枠をなんとも思わなくなる。
自由自在だ。特に日本の羅漢と比較すると、五百羅漢、千羅漢を見ても中国人との違いがよくわかる。
日本人は真面目で性善説にもとずいて生きる為、羅漢さんも真面目のように作る、片や中国人は性悪説の考え方で生活する為、
羅漢、石仏を見てもユニークな物が多く見られる。
此れは七羅漢・巨羅漢・鎚羅漢・哭羅漢・鬼腿羅漢・毒爪羅漢・鐵鉤羅漢・鐵羅漢

烏金釉掻き落し葫廬瓶    中国陶磁器





葫廬瓶(瓢箪瓶(ふるびん ひょうたんびん))・中国陶磁器

中国では古来食器や酒器、薬壺に利用され、瓢箪を意味する葫廬(hulu)という文字も本来は壷廬(hulu)と書くのが正式であった(壷=食器  廬=酒や水を入れる器)特に薬入れとして利用されたのは、丸薬や薬酒を保存しておくのに最適で、携帯にも便利と想像される。神農、薬王といった、医薬の神々や、呂洞賓(リョドウヒン)、李鉄拐(リテッカイ)などの神仙たちが、霊薬を納めておいたのも、この葫廬であった。後世、葫廬瓶は病に苦しむ人々を救済する神々や仙人たちのシンボルとなり、やがて邪気や病魔などを吸い込んで取り込んでしまう、魔法の瓶となった。日本でも瓢箪から駒、千成瓢箪、等の諺がある。