孫秋生造像記
そんしゅうせいぞうぞうき
品番:TUO-14
133cmx38cm
価格:¥4.500 「税込」在1
石経とは、宗教経典の文章を正しく伝える ために、その標準テキストを石に刻したもの であり、中国では儒教に始まって仏教・道教 においても作成された。
開成石経は儒教の石 経であるが、さまざまな意味において中国の 石経を代表するものである。 中国史上、儒教の石経は確実なもので七回 作られ、
開成石経は古いほうから第三番目に あたる。開成石経より古いものとして後漢の 熹平石経(2世紀)と魏の正始石経(3世紀) の二つがあり
、開成石経以後のものとしては 五代・後蜀の広政石経(10世紀)、北宋の嘉 祐石経(11世紀)、南宋の紹興石経(12世紀)、
清の乾隆年間の石経(18世紀)の四つが知ら れている。これらはそれぞれ特色をもつもの であるが、
残念ながら清の石経以外は多くの ものが破損・散逸し、わずかな残石や拓本に よってその全容を窺い知ることができるに過 ぎない。
その中にあって唐の開成二年(837)に完 成した開成石経は、9世紀という古い時代の ものでありながら、
中国陝西省西安市の西安 碑林博物館にほぼ完全な形で現存する。