品名:米芾:洛陽道
品番:TUO-30
サイズ:横幅66cm 縦幅132cm
価格¥4.500 「税込」



米芾(1051~1107)は、北宋後期の書画家・鑒蔵家で、襄陽(湖北省)の人です。はじめ名を黻と書きましたが、元祐6年(1091)以後は芾に改めました。あざなは元章、号は襄陽漫士、鹿門外史、海岳外史のほか数多くあります。
 母親が英宗皇后の高氏の乳母を勤めていたので、貴族社会で育ち、科挙によらず官につきましたが、官僚には不向きで、もっぱら書画の世界で活躍しました。晩年には徽宗が創設した書画学博士の初代の1人を勤めました。
 書は蘇・黄・米・蔡と並び称される宋の4大家の1人で、各書体を書きましたが、とくに行草2体が傑出しています。よく晋人の書を学び、奔放不覊、宋人らしい主観的な書を書きました。絵はいわゆる米点(ベイテン)という技法の創始者で、意識せずに自然な画風をなし、南宋文人画に多大の影響をあたえた宋代画人の第1人者です