品名:天地正気 左宗棠 拓本
品番:TUO-50
サイズ: 122cmx32cm
価格:¥2.980「税込」 在2


 左宗棠(1812~1885)は、湘陰の人で、あざなは李高、道光の挙人です。道光30年(1850)6月、洪秀全が廣西桂平金田村において反乱をおこし、太平天国の乱が始まります。左宗棠は咸豊11年(1861)浙江巡撫となり、この乱の平定に尽力しました。同治5年(1866)には福州船政局を設立し、翌6年には陜甘総督として赴任しました。その後、8年には西回匪賊を平らげ、11年には回教徒を平定しました。13年には東閣大学士として、陜甘総督の任に留まり、翌年の光緒元年(1875)3月には新彊の軍務を弁じ、光緒3年には回匪を平定しました。光緒7年には両江総督兼南洋大臣に至りました。そして光緒11年7月に亡くなり、文襄と諡されました。
 この碑の「天地正気」の4字は、北魏の遺風を感じさせます。正気とは正しい気風を意味します。まさに左宗棠の人格がそのまま現れています。勢いが強く、結体も精巧を極め、平凡な中に奇が現われ、奇の中に必然性が感じられます。用筆も重厚で、懐が広く、身を切られるような凛とした中に、おおらかな気風が表現されています










蔵石編号 875
楷書 清・光緒11年(1885) 左宗棠書
1949年、前陜西省歴博より移管