品名:遊子吟:孟郊诗
品番:TUO-86
      66cmx65cm  
価格:¥2.980 「税込」在庫3



★湖州武康(浙江省)の出身。狷介不羈で人嫌いのために、若い頃は河南省嵩山に隠れた。
798年、50歳の時に三度目で進士に及第し、江蘇省溧陽の尉となった。一生不遇で、憲宗の時代に没する。


    慈母手中線
    遊子身上衣
    臨行密密縫
    意恐遅遅帰
    誰言寸草心
    報得三春暉


    慈愛の母は、縫い針と糸とを手にして、
    これから旅立たんとする息子が身に付ける上着を縫っている。
    息子が旅立つに臨んで、慈愛の母は丁寧に心を込めて縫っているように見えるけれども、
    慈愛の母の心中には、我が息子が旅から出来るだけ早く無事に帰ってくることしかない。
    誰も知ろうとはしない、道端に生えているちょっとした草の願いを、つまらない草だって、
    何とかして報いたいと願っているのだ、孟春仲春季春の陽光の僥倖に。




遊子吟:孟郊  拓本