品名:青銅器 「青銅立人像」
品番:02-119
サイズ:高29cm 横幅4.5cm 奥4cm 重625g
価格: 6.900「税込」現品限
中国・四川省
※2号抗より発見された青銅の立人像は台座をのぞくと、高さ1メートル62cm。殆ど成人の身長と変わりません。着物を左前にまとい、
長い髪を後ろに垂らしているところは、「蜀王本紀」に書かれた古蜀人の装束そのものです。一見、宇宙人のようにも見えるこの像も、
案外、実在の人物を忠実に反映しているのかもしれません。 では、いったい、だれを模したものなのでしょうか。
体のわりに異様に大きい手がこの人物を特定するカギを握っていそうですが、残念ながら、手が抱えていたであろう「何か」は、発掘
したときにはすでに残っていませんでした。このため、立人像が何を抱えていたかについて、さまざまな推測がなされています。
@まじないをするための玉製の棒を握っていた
A天地を支える柱を抱えていた
B農業をつかさどる神で、スキやクワなどの農具を持っていた
C何も握っておらず、両手を振り回して祈祷しているところ
など。
これらの仮説に共通するのは、この人物が何がしかの霊力を備えたシャーマンだったのではないかということです。
頭に高さ10センチほどの冠を被っているところを見ると、国王がシャーマンをかねていたということも考えられます。
この立人像がBの仮説どうり農業の神だとすれば、古蜀の国王・
※中国四川省の三星堆遺跡から発掘された青銅立人像のレプリカ、
2号抗より出土した本物は「サイズ・高さ258.8cm」。三星堆博物館に展示。