品名:開平居楼
品番:mokei-2
サイズ:高さ:20cm 横9cm 奥9cm 
重さ:465g
材質:石粉と樹脂を混ぜた素材
価格:¥4.980「税込」在庫2
中国・上海

広東省開平

開平には
大小の河川が網状に流れているため、交通の要衝であるとともに、匪賊が多発する治安の悪いところでもあった。また洪水にも度々見舞われた。このため清朝時代には防犯のため、村の高台に、防衛機能、村人の避難場を備えた「更楼」の建築が始まった。

出入り口は、鉄格子も併設した2重の門で、非常に厳重だった。窓は、厳重で小さな鉄窓、分厚い壁だった。

三合土で造られた「居楼」
1924年、東南アジアから帰国した関宇文さんの設計
「三合土」とは、石灰・砂・粘土・米・砂糖を練り合わせてつくった、強固な加工土でひっかいでも傷が付きにくいが手間がかかる。百合鎮でたまに見かける。

開平望楼は、使用されている建築材料もさまざまで、80%がコンクリート、約14%がレンガ、5.5%が版築(土を突き固めてつくる土壁の建築法)構造であり、主に低い山や丘陵地帯に分布する石が0.5%となっている。
居楼は豊かな家々が独自で建てたもので、生活及び防御機能をもつ。階層が高く、部屋が広く、生活に必要な施設が完備されているほか、外観の装飾も美しく、ほとんどが村のシンボルと見なされている。開平にはこの居楼に分類される望楼が多く、1149棟が現存している。更楼はまた灯楼とも呼ばれる。主に村の外の丘の上や川岸に建てられ、サーチライトや警報器が備え付けられ、土匪を見つけやすく、警備の役割を持つ。