品名:版画 「李 俊」 水滸伝 
品番:SU-026 
サイズ:縦34.cmX横25.5cm「紙」
サイズ:縦26cmX横16cm「版画」
材質:宣紙

産地:中国・山東

李 俊(り しゅん)は、中国の小説で四大奇書の一つである『水滸伝』の登場人物。

梁山泊第二十六位の好漢。天寿星の生まれ変わり。渾名は混江龍(こんこうりゅう)で、長江を掻き回す龍という意味。長身で、立派な風采の男。「霜鋒」という銘剣を所持し、また水泳の達人で、その腕前を生かして、敵の船底に鑿を使って穴を空け、そこから浸水させて敵を壊滅状態に持ち込む。また知恵も優れており、人望も厚かったため梁山泊入山後は水軍の総帥になる。天罡星の中ではそれ程高い地位になかったが、元来水郷である梁山泊に於いて、戦闘、輸送の要となる水軍は大きな地位を占めており、李俊の侠者としての威厳もあってか組織内でも治外法権的な性格があった。また首領宋江に盲目的にしたがっている感すらある者が多いのに対し、李俊はその名声や人徳を認めつつ、あくまで彼を客観的に評価していたようである。また彼を含め水軍衆は腐敗した体制に反発して闇商売などを行っていた根っからのアウトローが多く、宋江らの朝廷への帰順方針に度々反発している。そして終に李俊たちは全てが終った後、梁山泊と袂を分かち中原で実現できなかった自由の天地を求め南海へと旅立っていくのである。


版画 「李 俊」 水滸伝 人物