竹簡:出師の表「前」 諸葛孔明  字:岳飛


ご存知三国時代の、諸葛孔明の出師の表「前」 出師の表「後」は拓本が有ります。

幅約2cm 縦24cmの竹 49枚を紐で結んで、字は浮かし彫りしてある。
好きの人には得難い一品だと思う。   


品名:竹簡・出師の表「前」 諸葛孔明

品番:0804

サイズ:縦24cm 長さ99cm 竹片49   価格¥品切

竹簡 出師の表「前」  諸葛孔明  字:岳飛


先帝創業未半而中道崩 今天下三分、益州疲弊。 此誠危急存亡之秋也。
然侍衛之臣不懈於内、忠志之士忘身於外者、蓋追先帝之殊遇、欲報之於陛下也。誠宜開帳聖聴、
以光先帝遺徳、恢弘志士之気。 不宜妄自非薄、引喩失義、以塞忠諫之路也。
宮中府中倶為一体、陟罰臧否、不宜異同。若者作姦犯科及為忠善者、宜付司論其刑賞、以昭陛下平明之理。
不宜偏私、使内外異法也。侍中・侍郎郭攸之・費?・董允等、此皆良実、志慮忠純。
是以先帝簡抜以遣陛下。愚以為宮中之事、事無大小、悉以咨之、然後施行。
必能稗補闕漏、有所広益。将軍向寵、性行淑均、暁暢軍事。試用於昔日、先帝称之曰能。
是以衆議挙寵爲督。愚以為営中之事、悉以咨之。必能使行陳和睦、優劣得所。
親賢臣、遠小人、此先漢所以興隆也。親小人、遠賢臣、此後漢所以傾頽也。
先帝在時、毎与臣論此事、未嘗不歎息痛恨於桓・霊也。侍中・尚書・長史・参軍、此悉貞亮死節之臣。
願陛下親之信之。則漢室之隆、可計日而待也。臣本布衣、躬耕於南陽。
荀全性命於乱世、不求聞達於諸侯。先帝不以臣卑鄙、猥自枉屈、三顧臣草廬之中、諮臣以当世之事。
由是感激、遂許先帝以駆馳。後値傾覆、受任於敗軍之際、奉命於危難之間。
爾来二十有一年矣。先帝知臣謹慎。故臨崩寄臣以大事也。
受命以来、夙夜憂嘆、恐託付不効、以傷先帝之明。故五月渡瀘、深入不毛。今南方已定、兵甲已足。
当奨率三軍、北定中原。庶竭駑鈍、壤除姦凶、興復漢室、還于旧都。
此臣之所以報先帝、而忠陛下之職分也。至於斟酌損益、進尽忠言、則攸之・?・允之任也。
願陛下託臣以討賊興復之効。不効、則治臣之罪、以告先帝之霊。
若無興徳之言、則責攸之・?・允等之慢、以彰其咎。陛下亦宣自謀、以諮諏善道、察納雅言、深追先帝遣詔。
今当遠離、臨表涕零、不知所言。


竹簡 出師の表「前」  諸葛孔明  字:岳飛

先帝におかれては、天下統一の大事業の半ばでお亡くなりになりました。
今、天下は三国に分裂し、わが益州は国力が衰え、存続できるかの瀬戸際にあります。
しかし、内では文官達が政務に励み、外では武官が死を賭して働いているのは
先帝から受けた御恩を陛下(劉禅)にお返ししようとしているからにほかなりません。
よって陛下は、臣下の進言を良く耳を傾け、先帝の遺徳を輝かし、
臣下を励ますべきであり、軽薄な言動をもって忠臣の諫言に耳を塞ぐべきではありません。
朝廷と幕府は一体であり、賞罰を行うのに不公平があってはなりません。
もし法を犯した者・忠義の行いがあった者がいれば、
それぞれの役所に命じて、適切な賞罰を行い陛下の厳正公平なことを
天下にしめすべきであり、私情をもって法を曲げるようなことはなりません。

侍中・侍郎の郭攸之・費?・董允らはみな誠実で、忠義の厚い者たちです。
それで先帝も彼らを抜擢し、陛下の相談役として遺されたのです。
宮廷のことは何事も彼らに相談した上で施行すれば、
まず間違えることはなく、民生の安定に役立ちましょう。
将軍の向寵は温和な性格で、軍事に精通しております。
かつて先帝に採用されたさい、有能であると高く評価され、
それで皆から推され督に就任したのです。
軍事のことは何事もかれに相談して施行すれば、必ずや三軍互いに協力し、
将兵にその力を十分に発揮させることがでしょう。
賢臣を重用し、つまらぬ者を遠ざけたのが前漢興隆の所以であり、
つまらぬ者を重用し、賢臣を遠ざけたのが後漢衰退原因であります。
先帝がご存命の時、ことあるごとに私とこのことを論じ、
そのたびにつまらぬ者を重用し、賢臣を遠ざけ、国を衰退にみちびいた
桓・霊帝のために痛根し、嘆息したものであります。
先にあげた者たちはすべて誠実で忠義な者達であります。
彼らを信頼し、重用されれば、わが漢朝の興隆は疑いありません。
私はもともとただの平民で、南陽で畑仕事をしていた者です。
この乱世に生まれ、一生無事に過ごすことが出来れば何よりと思い、
諸侯の間で名を馳せようとは考えてもおりませんでした。
しかし、先帝は私ごときのために、わざわざ三度までも我が家をお訪ねくださり、
天下の形勢についてご下問くださいました。
私はこれに感激し、先帝にお仕えすることを誓ったのです。
その後、荊州陥落と当陽での敗戦という切迫した情勢のなかで
軍師の大任を拝命して以来、早くも二十一年になります。
先帝は私が慎み深いのをよくご承知で、崩御される際、
私に天下平定の大事業を成し遂げるようお託しになりました。
以来、そのご遺命にたがわぬよう、日夜心をくだいてまいりました。
それで、五月に濾水を渡り、瘴癘の地に遠征いたしました。
いまや、南方の平定も終わり、軍備も充実した上は、
まさに三軍を率いて中原を平定いたすべきであります
微力をつくし、敵を討ち滅ぼし、漢皇室を再興して旧都洛陽に帰還したく、
これこそ先帝の御恩に報い、陛下に忠をつくすために私がなすべき本分であります。

利害得失を考慮して、忠告し進言するのは、郭攸之・費?・董允の任務であります。
私にはなにとぞ魏を討伐して漢室を復興する責任をお任せください。
もし成果を挙げることができなかったときは、私の責任を問い、
先帝の霊前に報告なさってください。
もし治世に有用な進言がなされないときは、
郭攸之・費?・董允の怠慢を問い、その罪を明らかにしてください。
陛下におかれましてもよく熟慮のうえ、臣下に治世の道をお尋ねになり、
正しい言葉をとりあげ、先帝の遺詔をよくよく思いだしてください。

私はご厚恩をこうむり、感謝にたえないものであります。
いま、出陣にあたり、この上奏文を前にして涙が流れ、申し上げる言葉を知りません。









竹簡 出師の表「前」  諸葛孔明  字:岳飛